原因は「骨格」。筋肉ではない
腰痛や肩こりの原因は「筋肉」でなく「骨格」にある。
腰痛は腰を揉んでも良くならない。
肩こりは肩を揉んでも良くならない。
これが前回の記事の内容でした。
今回は腰痛の原因となる「骨格のズレ」に関してお話をしていきます。
体は7つのユニットで構成されている
骨格は各ユニットが互いに連動して機能しています。
例えばお辞儀する時に首だけ動かしても下をむけません。
首を含めた頭部、胸郭、骨盤が連動して「しなやかなお辞儀」が可能になります。
このように人間の骨格は、各々の骨が組み合わされたユニットがありそのユニットの集合体として構成されています。
頭部、胸郭、骨盤の3つの大きなユニットと、
股関節から2本の足、
肩から2本の腕
以上の7ユニットで構成されています。
このユニットが連動して動くことでスムーズな動きが実現しています。
腰痛の原因はユニット間の歪み
腰痛の原因として胸郭骨盤両下肢の歪みが原因になっていることが多いです。
骨格由来の腰痛の原因として
・骨盤と両下肢が原因の下半身由来の腰痛
・胸郭と骨盤の関係が原因の上半身由来の腰痛
以上の2つに分けられます。
下半身由来の腰痛は、体の左右の重心がどちらかに偏ったまま筋肉が柔軟性を失い、骨盤に傾斜が起き、その影響で連動する部位もストレスがかかり痛みを引き起こします。
上半身由来の腰痛は、首・両肩・脊椎にかけての筋肉緊張し、上半身が柔軟性を失うことで胸郭が歪み、その影響で骨盤との位置関係にズレが生じ痛みを引き起こします。
臨床の現場ではこの二つの要因の鑑別が非常に大事になります。
このような「骨格のズレ」些細な事でおこります。
それは数年前の捻挫によって長い年月を経てズレが大きくなったり、肩を打って肩は完治したがなぜか腰痛になってしまったり、このように昔の古傷から骨格のズレが生じているケースは多々あります。
そのため、「善用堂やまもと整骨院」では問診をとても大切にしています。
クライアント様自身が忘れてしまうような些細な怪我でも体に影響を与える可能性があるためじっくりと話をして、腰痛が出るまでのストーリーを聞き出すことが原因治療の9割を占めているんです。
この問診から腰痛の原因が下半身由来か上半身由来かを鑑別して治療対象を決めていくのです。
次回は体の歪みと腰痛に関して書いていきますね(^ ^)