股関節に痛みや可動域制限を伴う変形性股関節症とは、名前の通り股関節に起こる疾患になります。
この疾患は、発症してしまうと変形が進んでいってしまうものになります。
また、医療機関に受診をしないままにしてしまう事で症状も悪化してしまう恐れがあります。
しかし、股関節の異常にいち早く気づき早めの処置や対処を行うことで痛みの軽減や変形の進行を遅らせる事ができます。
ここでは、変形性股関節症には運動療法は効果的なのかについてご紹介したいと思います。
目次
変形性股関節症とは?
まず初めに変形性股関節症が【どのように発症してしまうのか】、【どのような症状が出てしまうのか】についてご説明します。
股関節とは、骨盤の臼蓋(キュウガイ)というお皿の部分と大腿骨の大腿骨頭という部分から構成されています。
通常であれば、臼蓋に大腿骨頭が収まり股関節の動作を行えるようになっています。
しかし、加齢や過度な負荷がかかってしまう事で関節軟骨が擦り減ってしまい関節の負担になります。
このような状態が長期間続いてしまう事でさらに関節軟骨が擦り減り骨が変形を起こしてしまいます。
一般的には肥満などで体重が重い人に多く起こりますが、臼蓋(骨盤にあるお皿の部分)が生まれつき小さい方などは長年生活していく事で少しずつ変形が進んでしまい、中高年頃に痛みが出てしまうことがあります。
このように変形性股関節症が発症してしまう原因は様々です。
また変形が進んでしまうにつれ以下のような症状が発症してしまいます。
【症状】
股関節周囲の痛み
股関節の可動域制限(股関節の動かしずらさ)
足を揃えた際に両足の長さの違い
歩きずらさ
などがあります。
また、初期の頃は起き上がり動作や歩き初めなどの際に足の付け根部分に違和感があります。
変形が進んでくることで、【お尻・太もも・膝関節】などにも痛みが出てきてしまいます。
さらに、関節軟骨が擦り減ってしまうと関節内に骨棘(コツキョク)というトゲ状の骨が作られてしまいます。これにより、安静にしている時でも痛みが出てしまい、長時間・長距離を歩く事が困難になってしまいます。
しかし、変形性股関節症は症状や進行を改善する事ができます。
そのためには初めにもお伝えしましたが『早めの対処・処置』が必要になってきます。
そのためには【運動療法】が欠かせません!
変形性股関節症における運動療法の効果とは
変形性股関節症だけではなく、他の疾患にも言えることですが症状を改善するには運動療法は欠かせません!
運動療法では、関節を動かすことで関節の動かす範囲を大きくし凝り固まった筋肉を柔らかくする効果があります。
また、関節を動かす事で、この悪循環を改善する事ができ、さらに筋肉がつく事で関節の安定性を高め負担を減らす事ができます。
特に股関節のような大きな関節は筋肉が固くなりやすく、動かさない事で関節の動きが小さくなってしまいやすいです。
運動療法より、血液循環が改善され痛みの改善や変形の進行を遅らせる事ができます。
また、痛みが和らぐ事で生活の習慣や質が改善される事があります。
ではどのような運動療法が効果的なのでしょう?
今回の変形性股間性症のような変形の伴う疾患では、衝撃の大きな運動はよくありません!
関節への負担が少なく、なおかつ筋肉を鍛えられるような運動が効果的になります。
例としては、
①水中でのウォーキング
②固定式自転車(エアロバイクなど)
③寝た状態で行えるような運動
このようなものがオススメになり関節への衝撃が少なく行えます。
1日30分を目安に行うと効果的になります。
また、1回だけ行うのではなく、痛みの様子を見ながら余裕を持って継続的に行う事が重要になってきます。
自宅で簡単、股関節運動
ではここからは、用意するものは自分の体だけで自宅でも簡単に行える運動をご紹介したいと思います。
①歩きやすくする太ももの前側の運動
この運動を行う事で大腿四頭筋という太ももの前側の筋肉を鍛える事ができます。
この筋肉を鍛える事で、足が前に出しやすくなり歩く動作がしやすくなります。
1、仰向けになり、膝を直角にします。
2、片方の足は直角のままにし、反対側の膝をゆっくりと伸ばせるところまで伸ばし7〜10秒ほど止め降ろします。下ろす際もゆっくり降ろします。
※目安としては10回を1日3セット行いましょう。
②足の曲げ伸ばしがしやすくなるお尻・もも裏の運動
この運動では、お尻の筋肉である大臀筋ともも裏にあるハムストリングスという筋肉の運動になります。
この筋肉を鍛える事で股関節を伸ばしやすくする事ができ、立った姿勢や歩く動作を安定させる事ができます。
1、仰向けになり、膝を直角にします。(この時に足を肩幅ぐらいに広げた状態で行いましょう。)
2、1の状態でお尻を上げられるところまで上げ、7〜10秒ほど止め降ろします。下ろす際もゆっくり降ろします。下ろす際もゆっくり降ろします。
※目安としては10回を1日3セット行いましょう。
③バランスを取るためのお尻の運動
ここでは中臀筋という股関節の外側にある筋肉を鍛える事ができます。
中臀筋は股関節の安定性を保つために重要な筋肉になります。
鍛える事で、立った姿勢や歩く動作の際に安定させる事ができます。
1、横向くの状態になります。股関節や膝は伸ばした状態にします。
2、上になっている足を上げられるところまで上げ、7〜10秒ほど止め降ろします。下ろす際もゆっくり降ろします。下ろす際もゆっくり降ろします。
※目安としては10回を1日3セット行いましょう。
以上のような運動はゆっくりした動作で行うため、股関節に強い衝撃はなく筋肉を鍛える事ができます。
またこの運動は変形性股関節症だけではなく、股関節への痛みや違和感を感じている方にも効果的です。
自宅でも簡単にできるので行ってみてください。
いかかでしたか??
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